老後資金の作り方
本日の質問
私は47歳の内科医です。引退を70歳と考えて、老後の貯蓄を始めたいと思っています。
老後資金を貯める保険を教えてください。
本日の回答/ 生命保険協会認定FP 友部 守
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によれば、ゆとりある老後生活費は月に約35万円となっています。
80歳までお元気だった場合、
35万円*12か月*10年=4,200万円となります。
ただし、老後の必要な生活費は人それぞれですね。先日、相談を受けたドクターは夫婦で月70万円でした。
そうすると、80歳までお元気なら、
70万円*12か月*10年=8,400万円です。
老後資金の考え方のポイントは、老後を2つに分ける事です。
◆老後第1期:夫婦で過ごす老後の時間
◆老後第2期:奥様ひとりの老後の時間
この2つの時間を考えてプランニングします。
◆老後第1期:夫婦で過ごす老後の時間
⇒個人年金保険で確実に2人の老後資金を作る
◆老後第2期:奥様ひとりの老後の時間
⇒ドクターであるご主人が亡くなった時に、確実に奥様が受け取れる「終身保険」が最適です。
本日のポイント
◆老後第1期のプラン
・引退する70歳で支払いが終了する「個人年金保険」を活用する
契約者:院長
保険料約25万円(月払い)
支払合計:約7,120万円
院長の受取累計額:8、000万円(112%)
このプランで70歳から夫婦で毎月50万円(10年で6,000万円)の生活費と余裕資金2,000万円を実現します。
◆老後第2期のプラン:奥様がおひとりで過ごす時間
・引退する70歳で支払いが終了する「終身保険」を活用する
契約者:院長
保険料約23万円(月払い)
支払合計:約6,348万円
院長の受取累計額:8、000万円(126%)
⇒院長死亡時に必ず、奥様が受取る事ができる
☆この保険は、奥様の老後資金の不安を解消できます。
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