院長が使う経費を管理するポイント
本日の質問
院長が使う経費を管理するポイントを教えてください。
▼院長が 窓口から勝手に現金を持ち出すので、現金管理がうまくいきません。
何かいい方法はありませんか?
本日の回答/税理士 吉田正一
現金管理について
1)窓口現金(=売上金+お釣り)
2)小口現金→窓口で経費を支払うための現金
3)院長経費
を3つに分けて残高を管理しては、いかがでしょうか。
1)窓口現金は レジ
2)小口現金は 小口経費用の金庫 に保管して
3)院長経費は 院長管理にします
1)窓口現金の管理方法
イ)毎日の売上金は 窓口業務終了と同時に 封筒に入れる
ロ)つり銭を 毎日数える
ハ)封筒にある売上金を 夜間金庫や翌日預金に預入する
2)小口現金の管理方法
イ)前払金を 窓口に支給して 金庫レジで管理
ロ)前払金入金時に 小口経費帳(入金)に記載
ハ)経費支払時に 小口経費帳(支払)に記載
ニ)毎日 残高を数えて チェック
3)院長経費の管理方法
イ)事業用通帳から院長に 前払金を支給する
ロ)院長はサイフを2つ持ち(個人用と事業用)、前払金を事業用
サイフへ
ハ)院長は経費を事業用サイフから払う(領収書をサイフに保管)
※領収書のない場合 出金伝票をサイフに入れておき、出金伝票
に記載
ニ)事業用サイフから経費精算書を作成し、経費分を事業用サイフへ
3)院長経費精算において 事業用クレジットカードを使うことも有効
ポイントは
・事業用と家計用のクレジットカードを持つこと
・交通費用、接待用など用途ごとカード会社を変えることも有効
・交際費の場合 領収書、支払明細書(誰と、何名など記載)が必要