会計ソフトの導入
2015年02月06日(金)11:31 AM
本日の質問
会計ソフトを導入して、自社で試算表を作成したいのですが会計ソフト導入前に留意することはありますか。
本日の回答/税理士 吉田正一
会計ソフト導入前に現金帳簿をきっちり整備する必要があります。窓口現金と小口現金に金庫を分けると管理しやすいです。
窓口現金の帳簿には、毎日次の情報を記録するようにします
1)窓口金を 窓口現金用の金庫に入金した額
2)窓口現金用金庫から預金へ出金した額
3)窓口現金用金庫の残高
小口現金の帳簿には次の情報を記録するようにします
1)預金から 小口現金用金庫に入金した額
2)小口現金用金庫から 小口経費として出金した額
3)小口現金用金庫の残高
試算表を作成するには次の書類も必要です。
毎月ファイリング管理したり、パソコンで見れるようにデータ化することをお勧めします。
・現金帳簿・預金通帳・保険請求資料・仕入、委託費、技工等の請求書
・給与台帳
会計ソフト導入のコツは次のとおりです。
● 簿記の知識が乏しい場合
まずは、会計ソフトの現金預金残高が現金帳簿や預金通帳の残高と合うことを目標に入力を進めるのがいいと思います。
● 内容や科目が不明な取引が生じた場合
仮払金等の仮処理をして残高を合わせた上で顧問税理士等に科目を確認するのがいいと思います。
● 会計ソフトの摘要欄入力が ポイント
通帳に記載された摘要や取引先名を会計ソフトに入力しておいて後でデータを見ても取引内容と科目がわかるようにした方がいいです。
会計ソフトには、摘要を登録する機能があるので科目を入力すると摘要が選べるようにすると入力負担が減ります。
« 労災保険だけでは足りない | 会計科目の説明 »