開業時に有効な生命保険
2015年01月29日(木)10:48 AM
本日の質問
昨年、借入金6,000万円で開業しました。自分に万が一が起きたときが心配です。
借入金をカバーするような生命保険はあるのでしょうか?
本日の回答/生命保険協会認定FP 友部 守
開業当初は大きな借入金があります。
先生に万が一のことが起きた場合、残された家族がその返済をしていかねばばりません。そんなニーズに応える保険が「収入保障保険」です。
当初は大きな死亡保険金額を確保し、時間の経過とともに減っていく残債の推移に合わせて、合理的に死亡保険金額が下がる仕組みになっています。
この収入保障保険は開業時の設備投資などにかかる債務保証のために有効な保険です。
開業時はさまざまな資金需要があり、できれば生命保険にはあまりコストはかけたくないはずです。
開業時あるいは、借入金が残っている先生にピッタリの生命保険です。
本日のポイント
この収入保障保険ですが、医療法人成りしたあと、開業時の保障重視から、先生自身の退職金準備のプランに無診査で保険に加入することができます。
この無診査で違う保険に変えることを「コンバージョン」と言います。
「コンバージョン」を活用すれば、経営環境の変化に合わせて何度でも無診査で加入することができます。
これは、生命保険に加入する権利を得たことと同じです。
忙しい先生はこのコンバージョン(無診査加入)をうまく使うことで、必要な保障を経営状態に合わせて加入することが可能です。
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