退職金を早く積み上げる方法
2015年03月18日(水)2:24 PM
本日の質問
娘は勤務医ですが、将来のことを考えて5年後に医療法人を承継することになりました。
その時には完全にリタイアをするので、退職金を受け取りたいとのこと。退職金準備の良い方法はありますか?
本日の回答/生命保険協会認定FP 相続診断士 友部守
今回のご質問のように、ハッキリ5年で引退されるという事であれば、短期間に返戻率がアップしていく「逓増定期保険」をお勧めします。
この保険は保険料の1/2が経費になりますので、節税しながら将来の積立が出来ます。
そして、所得税の中でも税金の安い「退職所得」で受取ることで、一番資金効率の良い方法で個人が現金を受取ることができます。
◆退職所得3つのメリット
1、退職控除がある
2、2分の1課税である
3、他の所得と合算しない分離課税である
ただし、逓増定期保険の利用には注意の必要です。
解約返戻金の返戻率のピークを過ぎると、返戻率が急激に下がってしまいます。
ピーク時に退職金支払いのような経費が発生しないと節税の意味がなくなってしまうのです。
その場合は単純に税を繰り延べただけの事になりますので、何らかの費用を発生させることが重要になります。
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