MS法人に求められる決算書の信頼性向上

MS法人に求められる決算書の信頼性向上

2015年01月10日(土)11:13 PM

本日の質問

MS法人の決算書の信頼性を高めるにはどうすればよいのでしょうか。


医療法人に対する金融機関の評価は高いが、MS法人に対する金融機関の
評価は低く、MS法人の借入の際に 常に医療法人の連帯保証を求められ、
単体では資金調達できない。

MS法人の決算書の信頼性を高める方法は?

 

本日の回答/税理士 吉田正一

MS法人単体で資金調達をする前提として 次を満たす必要があります
・法人の実体がある(ペーパーカンパニーでない)
・MS法人に事業、事務所、専任社員がいる
・医療法人との資金のやり取りが頻繁にない 


決算書の信頼性向上策の例
・会計参与(役員)の設置
・中小会計要領、中小会計基準を導入
・個別注記表の作成
・医療法人との取引内容、1年間の取引金額を注記
・キャッシュフロー計算書の作成
・貸借対照表を官報、ホームページなどに公告
・金融機関などの 翌期の利益計画書を提出
・第三者の出資者、債権者から資金注入


会計参与(役員)のあらまし
・会計参与は 税理士・公認会計士が 取締役と共同して決算書を作成、管理する
・全ての株式会社が 定款により 会計参与を設置できる
・会計参与は 会計参与報告書により 株主へ説明を行い 会社や第三者に取締役同様の責任を負う
・会計参与は 株主総会で選任され 会計参与報酬は 株主総会で決まる

 



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