余命宣告を受けても保険金を受け取る
2015年01月29日(木)10:30 AM
本日の質問
あなたは今37歳だとします。昨日、医師から“がん”と宣告され余命あと5年とのこと。
今加入している生命保険は、40歳で満期をむかえてしまう定期保険だとします。
どうなるのでしょうか?
本日の回答/ 生命保険協会認定FP 友部 守
この生命保険の場合、40歳迄に死亡した場合、5000 万円の保険金額を受け取れますが、41歳以降の死亡の場合は保険金を一切受け取ることができません。
家族に保険金を受け取ってもらうため、新しい保険への加入を考えましたが、加入させてくれる保険会社は一社もありませんでした。
“がん”の告知を受けた後ですから当然のことです。「健康なうちにもっと保険に加入しておけばよかった」といっても後の祭り。
さてどうしたものか…。
実はこの保険でも保険金を受け取れる方法があるのです!
加入中の生命保険を有効活用して保険金を受け取る方法
1)『保険期間延長制度』を利用
⇒40歳までの保険期間を、90歳まで延ばします。
⇒これなら、余命5年と宣告されても安心です。
また、次のような方法もあります。
2) 『変換制度』を利用
⇒40歳までの『定期保険』を、一生涯続く『終身保険』に変更します。
⇒一生涯続く保障に変更できるわけですから、保険金を受取れます。
⇒保険は一旦、解約します。と、同時に「変換権」という権利を
行使いたします。
⇒健康な人と同じ条件で再度、保険加入が出来ます。
1)期間延長、2)変換制度を知っているか、知らないかは生命保険の加入・選択のポイントとなります。
上記のことができる保険会社、出来ない保険会社がありますので、確認されることをお勧めします。
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